車の個人売買で契約書は交わしておくべき?使える雛形と正しい書き方


個人売買

公開日:2021.06.22

最終更新日:2021.08.24

車の売買において、個人売買を利用してみようと考えている人もいるでしょう。個人売買であれば、仲介業者に支払う余計な手数料が発生しないので、出費を抑えられます。

個人間でやり取りをする場合、お互いの合意により契約書を交わさない場合もありますが、果たして個人売買において契約書という存在は重要なのでしょうか。

今回は、車の個人売買における契約書の扱いについて、詳しく解説していきましょう。

車の個人売買の契約書とは?なぜ必要?

ディーラーや販売店を経由して車の売買を行う場合は、お店が用意した契約書にサインをします。しかし、個人売買だと仲介人がいないので、必要書類は自身で用意しなくてはいけません。

車の個人売買において必要な書類は、車検証や自賠責保険証明証、印鑑登録証明証、リサイクル券などです。しかし、個人売買の場合、契約書は必須ではありません。

個人売買は、買主と売主の二人のみで交渉を行うものなので、名義変更など車に関する書類だけ用意すればいいので、お互いの約束事は口頭でも問題ないのです。

そのため、個人売買における契約書は決まったフォーマットがないので、もし契約書を用意する場合は、自身で作成する必要があります。そのような手間が面倒だからと、契約書を交わさないケースも珍しくありません。

個人売買成立後、代金の未払いや名義変更の遅れ、車の不具合などが発生した場合、それが原因で大きな損害をこうむることもあるでしょう。

しかし契約を交わしていれば、そのようなトラブルの回避できるので、個人売買において契約書は必須という条件を掲げている人もいるのです。

車の売買契約書の作り方と書類上に入れたい8つの項目

車の個人売買においてリスク回避の効果がある契約書は、用意して損はないでしょう。では、契約書は具体的にどのような内容で作成すればいいのでしょうか。契約書に記入する項目は、以下の通りです。

必須の項目 ・目的物(対象の車)
・売買で発生する代金
・代金の支払い時期と支払い方法
・受け渡し渡の日程と受け渡し方法
・本体代金以外にかかる費用
(自動車税や車検代、車の陸送にかかる費用など)
追加しておくと便利な項目 ・危険負担
・契約不適合責任
・協議事項

 

以上の項目8つについて、次より説明しましょう。

項目①目的物(対象となる車)

どんな車両であるか、知っている情報は極力記入するようにしましょう。それによりどんな車が売買の対象であるかが明確になり、あとになって買主・売主の意見が異なるといったトラブルの原因を避けられます。

項目②売買代金

売買の対象物と同様に重要なのが、実際にやり取りする代金です。この代金をはっきりとさせて契約書に明記しておかないと、その後に言い分の違いが生じた場合、代金がいくらであるかを証明できません。端数まで間違いがないか、お互いの合意の上で間違いのないように記入しましょう。

項目③売買代金の支払時期およびその方法

支払い時期と支払い方法も明確にして合意していないと、お互いの勘違いから支払いが遅れているなどとクレームが入って、トラブルに発展する可能性もあります。

また、支払い方法は、直接での手渡し・振り込みなどさまざまです。これもお互いにとって都合の良い方法を選ぶ必要があります。一方が手渡しだと思っていたら、もう一方が振り込みでの支払いと思っていて、いつまで経っても振り込みが完了しないと勘違いするパターンもあるので、気をつけましょう。

項目④引渡しの時期およびその方法

引き渡しの日程およびその方法はお互いで話し合って、買主と売主両者の都合の良い日を決めることになりますが、日程を間違えて引渡しがうまくいかなかったという例もあります。

また、引き渡し方法は、レッカー車を利用して移動させる場合、レッカー車利用の料金が発生します。どのような方法がいいのか、その方法によって新たな料金はいくらかかるのか、忘れないように契約書にしっかりと記入しておきましょう。

項目⑤本体代金以外の費用負担

個人売買の場合は、業者利用による手数料など余計な出費がかからないのが特徴ですが、それでも本体の車以外にかかる諸費用も発生する場合もあります。

具体的にどのような費用がかかったのかはっきりとさせておかないと、これも揉め事の原因になります。何にいくら費用がかかったのか、契約書に明記することが大事です。

項目⑥危険負担

車に限らず売買契約が成立した際、まだ引き渡しが完了する前に災害などで車が損傷・紛失した場合、売買は成立しなくなります。

この場合、買主と売主どちらが負担を背負うか決めておくのが、危険負担です。災害などで売買が不成立になる可能性は低いので、危険負担は必須の項目ではないですが、万が一のことを考えている人は、契約書に付け加えましょう。

項目⑦契約不適合責任

車の個人売買でよくあるトラブルが、車の引き渡し後に車の不具合が発覚するケースです。このような事態が起きた場合、売主に責任をとってもらうのが契約不適合責任です。

これも必ず必要な項目ではないですが、もしものことを想定して契約書に付け加えていれば安心です。

項目⑧協議事項

協議事項とは、何かしらが起きた場合「それについて買主・売主で協議する」「協議のうえ決定する」という事項です。この記載も特になくても問題はありませんが、契約書として完成度の高いものにしたい場合は、付け加えてみてもいいでしょう。

【ひな形付き】車の個人売買の契約書の書き方

車の個人売買を行う場合、契約書は自分で用意しなくてはいけません。しかし、初めて個人売買をする人は、どのようなことが記載された書類を用意すればいいのか、わからないという人もいるでしょう。

そのような個人売買の初心者の方のために、車の個人売買で使用する契約書のひな型を用意しました。ぜひ応用してください。

契約書の空欄には何を記入するのか、順を追って説明しましょう。

車 売買契約書

1.売主、買主
車の売却車と購入者の氏名を、それぞれフルネームで記入します。

2.目的物
自動車の売買をすることが説明されている文章であり、記入することはありません。

3.売買代金
目的物である車の売却代金を記載します。

4.売買代金の支払い時期お呼びその方法
支払日の期限の年月日を記入します。

5.引渡し
引渡し日時とその場所を合意で決定することが説明されています。記入欄はありません。

6.費用負担7.危険負担8.協議事項
先述した「必須ではない3つの項目」についての説明がされています。この3つについては、売主・買主が希望しなければ契約書に必ず書く必要はありません。

9.本件自動車の表示
目的物である車の情報について記載します。登録年月日や走行距離をごまかすとトラブルの原因になるので、正確に記入しましょう。

10.契約書署名日と売主・買主の住所、氏名
最後に売主・買主の住所、氏名を記入すれば、契約書の完成です。各所に記入する数字は間違えないようにしましょう。

車の個人売買は契約書なしでもOK?よくあるトラブル事例

個人売買は仲介人が入らないために、うまくいけば手間をかけずにスムーズに取引が完了する便利な売買方法です。

しかし、公平な立場である仲介人がいないと発生しやすいのが、個人間のトラブルです。代金の支払いが遅れる、引渡しが円滑に行われないなどのトラブルが生じると、個人間でケンカになり最悪、傷害事件に発展する可能性もあります。

このようなトラブルを回避する手段が契約書の作成です。もしトラブル発生が怖い場合、契約書は作成しておきましょう。

では、車の個人売買で起きるトラブルとはどんなことが起きるのでしょうか。個人売買のトラブル例を以下より紹介しましょう。

トラブル①購入者が名義変更をしてくれない

名義変更をしていないと、車の所有者の名義は売却して車を手放した売主のままです。そのため、車を手放して乗車していないのに、売主に自動車税の納税義務が発生して納税通知書が送られます。

また、名義変更されない状態で売却した車が事故を起こしたら、その車の名義人である売主が交通事故の加害者として、事故の責任が発生する可能性があります。

トラブル② 購入した車が事故車だった・傷があった

ディーラーや販売店で売買を行なった場合、専門家が確かな知識とスキルで査定をするので、車がどれくらいの価値があるのかを正確に判断してくれます。

しかし、個人売買だと、客観的に査定する人がいないので、その車がどのようなコンディションなのか把握できません。

車の個人売買では、ネット経由で売りに出して、代金支払い後に現物の引渡をするという方法も多いです。

そのため、引渡が終わったあとに、事故車・不具合がある車と気づくケースもあります。このようなトラブルは、売主も気づかなかったケースもありますが、故意に不具合のある車を売りつけるという悪質な人もいるのです。

トラブル③ 急に売主・買主と連絡が取れなくなった

売買した車に不具合があった場合、売主と買主の間で話し合いができれば問題ありません。しかし、なかには売買後、まったく連絡が取れなくなるケースもあります。

たまたま連絡がとれなくなったのか、故意に行方をくらましたのかは人それぞれですが、連絡が取れなくなると「名義変更が終わっていない」「故障箇所があった」などのトラブルが発生しても解決できず、泣き寝入りをするしかありません。

中古車フリマの「クリマ」なら安心安全に個人売買できる

今回の記事で個人売買におけるトラブル例や契約書作成などトラブル回避策を解説してきました。しかし、それでもひとりで売買をするのは抵抗があるという人もいるでしょう。そのような人におすすめなのが、車のフリマサイトの「クリマ」です。

クリマは買主から最初に車の代金を預かって、代金を確認したあとに必要な手続きを売主に済ませてもらい、手続きが完了してから売主が代金を受け取る流れになっています。

そのため、個人売買にありがちな支払いや書類に関するトラブルを回避できて、安心して個人売買の取引を進められます。

車の個人売買に不安がある人は、ぜひクリマを利用してはいかがでしょうか。

まとめ

個人売買は他の売買方法に比べると、個人と個人のやり取りで行うのでトラブルが発生しやすいといえるでしょう。ネット上にもいくつものトラブル報告があるので、個人売買はトラブルが多いというイメージを持っている人もいるかもしれません。

しかし、個人売買は注意点さえ押さえておけば、トラブルが起きる心配はありません。また、契約書の作成は必須ではありませんが、万が一のことを考慮して作成しておけば、よりトラブル回避は強固なものになるでしょう。

メリットも多い車の個人売買を、この機会に実施してみてはいかがでしょうか。

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