中古車の購入から納品までにやることは?購入時の必要書類も紹介
車の購入
公開日:2022.05.20
最終更新日:2022.10.24
そろそろマイカーが欲しいと思われる方も多いのではないでしょうか。
ただ、新車は初期費用がかかってしまうので、なかなか手が出ないという方も少なくないでしょう。最近は中古車の需要が高まっており、注目を集めています。
そこで、今回は「中古車の購入から納品までにやること」を詳しく解説していきます。
中古車の購入から納品までの流れ
中古車は新車とは異なり、納車までのスピードが早いのが特徴です。一般的には購入から10日程度で納品できると言われています。
ただし、途中の手続きに不備がある場合はそれ以上の日数がかかる場合もあるでしょう。
①購入する車を決める
まずは購入する車を決めましょう。ボディタイプや排気量、燃費など、使い勝手に合わせて選ぶのがおすすめです。
②ローンの審査をする(※必要な場合)
現金一括で購入する場合はローンの審査は必要ありません。しかし、ローンを利用して中古車を購入する場合はローン審査が必要になります。
ローンについては銀行系のマイカーローンを利用したり、自動車販売店提携の自動車ローンを利用したりするのが一般的でしょう。
また、最近は販売店独自の自社ローンというものもあるので、金利や支払い回数など、お得な方法を選ぶのがポイントです。
③駐車場を確保する
購入希望の車が決まり、ローン審査を受けた後は駐車場の確保を行います。日本では車を所有するために車庫証明書というものを提出しなければなりません。車庫証明書がなければ、自動車の登録ができず公道で走ることができないのです。
また、どのような駐車場でもよいというわけではなく、購入予定の車が入る駐車場でなければなりません。
たとえば、購入希望の車の大きさ以上の広さがある駐車場でなければ、車庫証明書を発行してもらえないのです。購入希望の車に合わせて駐車場を確保しておきましょう。
④必要書類の準備をする
次に必要書類を準備していきます。中古車の購入には印鑑証明書や住民票、さらに車庫証明書や委任状が必要になります。印鑑証明書や住民票は近くの役所で手に入れることが可能です。
車庫証明書については管轄の警察署に申請し、後日取りに行く必要があるので覚えておきましょう。
⑤購入の手続きや支払いをする
購入手続きおよび支払いを実行します。ローンを利用する場合は、特に現金は必要ないでしょう。
もちろん、頭金を入れている場合は納車までに自動車販売店に支払う必要があります。また、購入の手続きには実印が必要になることがほとんどなので、忘れずに持っていきましょう。
⑥任意保険の加入をする
購入手続きが完了したら任意保険の加入手続きを進めましょう。
現在、任意保険に加入していない場合は新規加入となります。最近はインターネットから簡単に申し込める保険もあるので、上手く活用しましょう。
また、すでに車を所有していて乗り換えを行う場合は加入している保険会社に車両入替の手続きを依頼しましょう。
その際、車種名や所有者名のほか、車検証情報を聞かれる場合があるので、事前に確認することをおすすめします。
⑦納車する
すべての手続きが終了したら、納車となります。あらかじめ自動車販売店のスタッフと納車日の打ち合わせを行い、納車日を確定させましょう。
また、納車方法についても決めておいたほうがよいでしょう。たとえば、店舗まで直接車を引き取りにいくのか、レッカーなどで車を運んでもらうのか、スタッフに確認しておくのがポイントです。
ただ、自宅まで運んでもらう場合は別途陸送費が加算される場合があるので、少しでも費用を抑えるなら自分で取りに行くのをおすすめします。
中古車の購入から納品に必要な書類
中古車の購入にはさまざまな書類が必要になります。必要書類について詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
印鑑証明書
車を登録する際に印鑑証明書が必要になります。
印鑑証明書は近くの役所で入手可能です。また、最近はマイナンバーカードを使ってコンビニで発行できる自治体もあります。中古車購入時には必ず必要になる書類なので、事前に用意しておきましょう。
ただし、発行から3か月以内のものしか受け付けてもらえません。そのため、有効期限を確認した上で自動車販売店に渡しましょう。
実印
契約時に実印が必要になります。自動車販売店との契約書類だけでなく、陸運局に提出する登録書類にも実印が必要になるので用意しておきましょう。
車庫証明書
普通車を購入する場合は車庫証明書が必要になります。車庫証明書の発行は管轄の警察署で行われ、申請から発行まで1週間程度かかるのが一般的です。
委任状
登録手続きを自動車販売店に依頼するための委任状が必要になります。委任状は直筆で署名するだけでなく、実印の押印が必要なので、契約時は忘れずに持っていきましょう。
住民票
住民票は住所確認、車の登録に必要な書類です。居住地の役所で入手できます。また、自治体によってはコンビニ発行に対応しているところもあるので、確認しておきましょう。
中古車の納車にかかる費用は?
中古車は車両本体価格が低いことから初期費用が抑えられます。ただ、車両本体費用のほかに納車費用が発生するのが一般的です。
中古車の納車費用の内訳
中古車の納車費用は自動車販売店ごとに金額が異なります。
自動車の登録に関する手数料や整備費用、クリーニング費用やコーティング費用など、業者によって内訳が異なるでしょう。ただ、一般的には登録手数料や整備費用が納車費用に含まれます。
もちろん、ナビやETCなどを後付けする場合は追加費用がかかるので、あらかじめ見積もりを取っておくことをおすすめします。
中古車を遠方から取り寄せる場合
中古車を遠方から取り寄せる場合は陸送費がかかります。陸送費については距離に応じて異なりますが、一般的には1万円~5万円が相場です。
ただ、陸送費がもったいないと感じられる方は、遠方であっても公共交通機関を使って取りに行かれる方も少なくありません。
中古車の納車後にやるべきこと
中古車を購入し、納車されたときに確認しておきたいポイントがいくつかあります。
ボディや内装の傷がないか確認する
まずはボディや内装に傷がないか確認しましょう。納車後、家に持ち帰った後で傷を発見したとしても、ほとんどの自動車販売店が対応してくれないでしょう。
中古車を購入する場合は、納車時に必ず車全体のチェックを行うのをおすすめします。
慣らし運転で動作確認をする
納車された後は慣らし運転で動作確認を行います。信号や渋滞が多い道路よりもスムーズに流れている道路を運転するのがおすすめです。
100km程度慣らし運転を行い、動作確認を行いましょう。
名義変更が済んでいるか確認する
車検証を確認して名義変更が住んでいるか確認しましょう。現金一括で購入した場合は自分の名義になっています。
自動車ローンを利用した場合はローン会社の名義になっていることがありますが、使用者欄に自分の名前が書かれているか確認しましょう。
保証や必要書類を確認しておく
保証内容や必要書類を確認するのも大切です。中古車とはいえ、自動車販売店ごとに独自の保証制度を設けている場合があります。
また、自動車販売サイトの保証制度を利用できる場合もあるでしょう。保証内容を確認して、万一の時はどういう手続きが必要なのかあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
中古車を探すならクリマがおすすめ
新車は初期費用が高額になることから、車の購入を躊躇しているという方も多いでしょう。しかし、中古車であれば初期費用が抑えられるので購入ハードルが低くなります。
また、最近はクリマという車の個人売買プラットフォームが注目を集めています。クリマを利用すれば消費税がかからずに車を購入できるのでお得に中古車の購入が可能です。
全国の出品情報を見られるので、希望の車種を見つけやすいというのも特徴といえるでしょう。中古車を探すならぜひクリマを活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
中古車は購入から納品まで約10日の日数がかかります。また、購入時や契約時、さらに納車のタイミングでさまざまな書類が必要になります。
できるだけ早く納車してほしい場合は事前に書類を用意しておくことをおすすめします。
ただ、書類に不備がある場合は納車予定日がその分伸びてしまうので、注意しましょう。