車買取で即決すると高く売れない?その理由と価格交渉のコツ


車の売却

公開日:2022.12.14

最終更新日:2023.01.16

「車の買取で契約を即決してもいいのかわからない」
「買取店舗で愛車をなるべく高く売りたい」

といった方におすすめの記事です。

車の買取査定では、買取業者から契約の即決を勧められることがあります。

しかし、ほとんどの方は買取査定を受ける機会は多くないため、どう対応すればよいか迷ってしまいます。

この記事では、車の買取で即決するメリットとデメリットや、愛車を高く売るための交渉術について解説します。

買取店舗で車を売る際には、ぜひ参考にしてみてください。

中古車を売るなら個人売買のクリマ
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高く売りたいなら即決はNG

車の買取査定で契約を即決することは、基本的におすすめしません。

なるべく短期間で売却したい場合や、買い取りの仕組みと相場をよく理解している場合などを除いて、即決して得をすることは難しくなっています。

例えば、買取相場が40〜50万円の車体を見積もりに出し、最初にA社から30万円と査定され、その後にB社からは45万円、C社からは50万円と査定されたとします。

もし、B社やC社の査定金額と比較せずにA社で即決してしまった場合、最大で20万円損をすることになってしまうのです。

もし愛車をなるべく高く売りたいのであれば、1社だけで即決するのではなく、複数社で見積もりをして比較することが重要です。

即決するメリット・デメリット

ここでは、車の売却を即決するメリット2つとデメリット2つを解説します。

「せっかくなら愛車をなるべく高く売りたい」
「手軽に短期間で車を売ってしまいたい」

といった要望に合わせて、即決しても良いかどうかを判断しましょう。

メリット①短期間で売却できる

1つ目に、複数の店舗へ行かずに即決すれば、売却にかける手間と時間を減らせるというメリットがあります。

店舗によっては、持ち込み査定をして契約を即決すると、そのまま当日買取してもらえることもあります。

そのため、車を短期間で売ってしまいたい場合には即決するメリットがあるといえるでしょう。

メリット②買取金額を上げてもらえる

2つ目のメリットは、契約を保留せず即決することで、買取金額を上げてもらえるということです。

基本的に、中古車価格の相場は時間が経つにつれて下がっていく傾向があります。

つまり、見積もり時点の相場で査定金額を出してしまうと、買取が決まった頃には相場が下がってしまい、業者は利益を出しにくくなってしまいます。

そのため、買取業者は見積もりから買取までのタイムラグを見越して、現在の相場より低めの査定金額を提示していることが多くあります。

即決する場合には、このタイムラグが短くなるため、より高く買い取ってもらえます。

このような理由から、「即決をしてくれたら買取金額をアップする」と業者から提案されることもよくあります。

デメリット①他社との比較ができない

ここまでは即決するメリットを2つ見てきましたが、一方でデメリットも2つ考えられます。

1つ目のデメリットは、1社だけで即決してしまうと、他社の見積もり価格との比較ができなくなってしまうということです。

同じ車体でも店舗によって査定金額が変わるため、できれば3社以上に見積もりを取って比較するのがおすすめです。

比較をして相場が分かっていない状態だと、相場よりも安く買い叩かれてしまう可能性があるので注意しましょう。

デメリット②価格交渉が難しくなる

2つ目に、他社の見積金額を提示して交渉することができないというデメリットがあります。

複数社で見積もりを取っていれば、「他社では○○万円だった」と業者に伝えることで、それ以上の金額で買い取ってもらえる可能性が高くなります。

一方で、1社だけで即決しようとすると、交渉の材料が少なくなってしまうため、高く売ることが難しくなってしまいます。

そのため、価格交渉をして買取金額を上げるためには、複数社で相見積もりをとることをおすすめします。

高く売るための交渉のしかた

買取業者には、車をなるべく安く買って利益を上げるための営業トークがあります。

  • 即決を迫られる
  • 他者との比較を避けようと査定額を教えてくれない
  • 買取希望額を聞かれる

など、それぞれの場面での切り返し方を知っておくことで、価格交渉を有利に進めることができます。

以下では、愛車を高く売るための交渉のしかたについて、3つのポイントを紹介します。

見積金額をはっきりと教えてもらう

まずは、必ず具体的な見積金額を教えてもらうようにしましょう。

買取業者によっては、見積金額をなかなか教えてくれないことがあります。

その理由は、具体的に「○○万円」と断言してしまうと、他社からそれより少しでも高い金額を出されてしまった場合に、自社に売却してもらえなくなるからです。

そのような時は、「見積金額をはっきり教えてもらえないのであれば、契約する候補からは外れますが良いですか?」と聞いてみましょう。

それでも教えてもらえない場合は、その買取業者は利用せず、他を当たることをおすすめします。

条件アップをお願いして反応を見る

そして、買取金額を上げてもらえないかを一度交渉してみることも重要です。

例えば、「もう少し金額を上乗せしてもらえれば、御社へ売ろうと思うのですが……」と言ってみましょう。

もし条件アップに成功した場合はそこで契約し、失敗した場合はもう一度他社と比較して検討すると良いでしょう。

この方法は、他社での見積もりが済んでいる状態で、契約を即決してもいい金額を出された時などに有効です。

期限を提示して考える時間をもらう

また、即決を迫られて困ったときには、持ち帰って検討する時間をもらえるように交渉しましょう。

このとき、「明日まで時間をくれませんか?」などと、なるべく短い期限を設定してお願いすることで、売却する意志があることが伝わりやすくなります。

本気度がうまく伝われば、それまでの交渉などで上乗せしてもらった条件を無駄にすることなく、考える時間をもらえる可能性も高くなります。

買取価格はどうやって決まる?

ここまで、車を高く売るための交渉のしかたを説明してきました。

しかし、そもそも車の買取価格がどのように決められているか疑問に思う方もいるでしょう。

結論から言うと、車の買取価格は次の3つの要因によって決まります。

  • 車の状態と需要
  • 売却する時期
  • 買取店の得意分野

以上の3つについて、1つずつ詳しく解説していきます。

車の状態と需要に応じて査定される

中古車の査定では、まず車のコンディションに対する点数がつけられます。

ほとんどの店舗は、JAAI(日本自動車査定協会)の定める「中古車査定基準」に基づいて、見た目の綺麗さやエンジンの機能、年式、走行距離などを評価しています。

その上で、どれくらい需要がある車体かも加味されます。

例えば、人気の車種やカラーなどは需要が高いため査定金額が上がりやすくなります。

需要は地域によっても異なるため、店舗ごとの基準で評価していることが多いです。

時期によって相場が変動する

中古車の需要が高まっている時期には買取相場も高くなります。

例えば、年度の変わり目には車を買う人が増えるため、買取業者は積極的に買い取りをして在庫を確保しようとします。

また、決算期の前に業績を上げたいと考えて買い取りを増やそうとする業者もあります。

こうした理由から、一般的には3月・9月の前後には中古車を高く売れると言われています。

買取店によって得意分野が異なる

買取店舗の得意分野に合わせて買取価格が変わることもあります。

特に事故車や故障車については、設備やエンジニア、販売ルートなどを工夫することで、他社よりも高く買取ができる業者もあります。

売りたい車体の状態によっては、見積もり業者を変えると高額査定になるかもしれません。

買取業者は即決を求めてくる

基本的に、即決をしてもらうことが買取業者にとってはメリットになります。

そのため、「車の査定をしてもらったら、その場で契約するよう迫られた」という経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。

ここでは、買取業者が即決を迫ってくる理由について詳しく解説しますので、車を売る際の参考にしてみてください。

他社との駆け引きを避けたい

買取業者は、他社の見積もりと比較されるのを避けたいと考えるのが一般的です。

業者が買取査定をする際、もし先に出ている他社の査定金額を知ることができれば、それより高い金額を提示することで自社での契約を狙うことができます。

つまり、あとから見積もりを出す会社の方が契約を勝ち取るうえで有利になるのです。

そのため、自社が見積金額を出したあとに他社で査定をされると、他社に契約を取られてしまう可能性が高くなるので、その場で自社と契約してもらいたいと考えることがほとんどです。

需要の高い時に在庫を確保したい

もう一つの理由としては、今すぐに買い取りをして在庫を確保したいということが考えられます。

例えば、3月や9月ごろには車を買う人が多く、中古車の需要が高まります。

そのため、業者はその時期に合わせて買い取りを積極的に行い、在庫を確保しようとします。

もし契約を即決してもらえると引き取りも早くなり、需要が高く相場が上がっている時期に販売することができるため、即決をしてほしいと考えるのです。

クリマなら愛車を高く売れる

愛車をなるべく高く売りたい方には、車の個人売買プラットフォームであるクリマがおすすめです。

クリマの手数料は業界最安値な上に消費税もかからないので、コストがかからない分高く売ることができます。

さらに、売れやすい出品価格を無料でプロに相談することもできるので、価格交渉のわずらわしさを軽減することもできます。

少しでも手間なく高く車を売りたい方は、ぜひクリマを利用してみてはいかがでしょうか。

中古車を売るなら個人売買のクリマ
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まとめ

車の買取店舗では契約を即決するように求められることも少なくありません。

しかし、なるべく高く売りたい場合は即決するのは避けた方が良いでしょう。

また、買取金額をアップするには、業者の営業トークへの切り返し方を知っておくことも重要です。

価格交渉が不安な方は、クリマを利用すれば愛車を高く売ることができるかもしれません。

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