車を売却したのに入金されない・・・必ず避けたいトラブル事例と対処方法

車の売却

公開日:2021.08.03

最終更新日:2022.09.27

車を売却したのに入金されないというトラブルは起きる可能性があります。

実際、車を引き渡したものの、売却代金が振り込まれないという事例も少なくありません。

車の売買は大きなお金が動くため、不安を覚えてしまっている方も多いです。

そこで、今回は車の売却時に必ず避けたい事例と対処方法について紹介していきます。

車を売却したのに振り込まれない理由とは？

車を売却したのに売却代金が振り込まれない理由とは一体何なのでしょうか。

知らぬ間に買取業者が倒産していた

過去に、買取業者が倒産して売却代金の支払いが行われなかったというトラブル事例が国民生活センターに報告されています。

経営状況の悪化によって倒産を余儀なくされてしまったケースや意図的に倒産したということもあります。

もちろん、全国展開しているような大手の業者であれば、突然倒産するなんてことは考えられません。

しかし、個人店や小規模の買取業者の場合は知らない間に倒産していることも珍しくありません。

また、倒産している会社に売却代金を請求することは非常に難しく、トラブル解決までに時間がかかってしまいます。

車の個人売買は入金トラブルが多い

昨今、業者を介さずに個人で車の売買取引をする人が増えています。

個人売買のメリットとしては手数料や税金などが発生しないため、購入希望者は車を安く購入でき、売り手側は買取専門店などよりも高く売ることができるのです。
しかし、個人間での取引なので、入金トラブルが多発しています。

特に車を引き渡したにも関わらず、代金が振り込まれないといった悪質なケースも多くあります。

個人売買を行う場合は金銭のやり取りに十分に気をつけるようにしましょう。

確認しても振り込まれない場合は詐欺の可能性も

車を引き渡してから売却代金の振り込みを待っていても、一向に振り込まれない場合は買い手に連絡して状況を確認することが大切です。

万一、連絡してもまともに取り合ってくれない場合は国民生活センターなどへ相談することをおすすめします。

また、買い手に状況を確認しても入金が行われない場合は詐欺の可能性があります。
その場合は、弁護士などの専門家に相談して冷静に対処法を検討する必要があります。

車売却後に振り込まれていなくても解決できるケース3つ

車の売却後に振り込まれない場合でも解決できるケースを3つ紹介します。

ケース①業者が入金を忘れている

業者が売却代金の入金を忘れている場合があります。

特に繁忙期や大型連休を挟んでいる場合は振込処理を忘れてしまっている可能性があります。

その場合は担当者に連絡することですぐに対応してくれることがほとんどです。

場合によっては即日対応してくれることもあるため、車の引き渡しから1週間以上経っている場合は一度担当者に連絡してみることをおすすめします。

ケース②入金予定日が定休日と重なっていた

振り込みは金融機関の営業日に行われます。そのため、金融機関が営業していない土日祝は入金が反映されないこともあります。

また、買取業者の定休日には入金処理を行うことができないため、入金までに時間がかかってしまうことがあります。

たとえば、大型連休などで業者も金融機関を営業していない場合などは振り込みされるまでに1週間以上かかることもあります。

ケース③口座番号の申告を間違えていた

契約時に伝えていた入金口座番号が間違えている可能性もあります。

口座番号は1桁でも誤りがあると振込処理ができません。

もし売却契約の時に誤った口座番号を伝えていた場合は入金されません。

口座番号の誤りに気づいたら、早急に業者へ連絡して正しい口座番号を伝えるようにしましょう。

車売却の入金トラブルを事前に防ぐ対策

車売却の入金トラブルを未然に防ぐ対処法はないのでしょうか。

国民生活センターのアドバイスを参考にする

国民生活センターに相談すると契約や手続きに関するアドバイスが貰えます。

国民生活センターのアドバイスを参考にしてトラブルを未然に防ぎましょう。

大手買取店など実績のある業者を選ぶ

小規模の業者や個人店の場合は倒産リスクがあったり、きちんと代金が振り込まれるか心配になったりします。

そこで、大手買取店などの実績のある業者を選ぶことがポイントです。

実績のある業者であればインターネット上にたくさんの口コミが公開されています。

口コミや評価を見ることで、信頼できる業者かどうかを判断することができます。

そのため、過去の実績を確認して、実際に利用したことがある人の口コミを参考もチェックするようにしましょう。

入金後に名義変更手続きをする

一般的な車の売却の場合、車の引き渡しを行ってから名義変更を行います。

そして、すべての手続きが完了した後に代金が支払われるようになっています。

しかし、どうしても不安な場合は入金後に名義変更できないかを担当者に相談してみるのも良いかもしれません。

もちろん、業者の方針で断られる場合もあるかもしれませんが、代替案を提案してくれることもあるため、一度相談してみることをおすすめします。

個人売買をする際はエスクロー決済があるサイトを利用する

中古車個人売買サイト「クリマ」なら金銭トラブルの心配もなく、安全に取引することができます。

クリマではエスクロー決済が採用されているため、車を引き渡したのに代金が支払われないという心配はありません。

車の引き渡しや代金の授受について仲介してくれるため、安心して取引を行うことができます。

大手買取業者なら入金トラブルはない

大手買取業者の場合は入金日が明確に決められていることが多いです。

たとえば、100万円以下であれば2〜3営業日以内、200万円以上の場合は1週間以内など金額などに応じて振り込み時期が定められています。

そのため、大手買取業者であれば、代金が支払われないという心配は必要ありません。

車を売却したのに入金されないときのよくある質問

車を売却したのに入金されないときのよくある質問について紹介していきます。

車を売却すると通常お金はどれくらいで振り込まれる？

車の引き渡しを行った後、通常であれば2〜7日で売却代金が振り込まれます。

また、業者によっては即日対応してくれるところもあるため、事前に振り込み時期の確認を行うことをおおすすめします。

車売却から入金されるまでの流れとは？

車売却から入金されるまでの流れを見ていきましょう。

1. どの買取店に売るか決める
  買取専門店やディーラー、フリマサイトなど多くの方法があるため、どこに車を売るかを決めましょう。
2. 査定を依頼する
  複数社に査定してもらい、査定金額や特典、キャンペーンなどの比較を行いましょう。
  買取業者と言っても、業者によって査定金額が大きく変わることがあります。そのため、必ず複数社に査定依頼をするようにしましょう。
3. 必要書類を準備する
  車売却に必要な書類を準備しましょう。
  車検証や自賠責保険証明書、印鑑登録書や自動車納税証明書などをあらかじめ用意しておくと、スムーズに手続きを行うことができます。
4. 金額に納得したら契約
  査定金額に納得したら契約を結びます。
  一度、契約するとキャンセルすることは難しいため、しっかりと検討した上で契約することをおすすめします。
5. 車を引き渡す
  車の引き渡し日についてはある程度自由に決めることができます。
  次の車が納車されてから引き渡したいなどの要望にも柔軟に対応してくれるため、契約段階で引き渡し予定日を伝えておくようにしましょう。
6. 入金される
  車の引き渡しが終わったら、売却代金の振り込みとなります。
  即日振り込みの場合もあれば2〜7日間かかる場合もあります。