車購入の頭金はいつ、いくら必要?頭金なしorありの利息の違いが明らかに!


車 購入 頭金

車の購入

公開日:2021.08.24

最終更新日:2022.10.24

車を購入する際、ローンを利用される方が多いです。ローンを利用することで手持ちの現金がなかったり、少なかったりしてもマイカーを購入することができます。そこで、今回は車購入の頭金の有無によって変わる利息の違いについて徹底解説していきます。さらに、頭金はいつ、どれくらい必要かについても紹介していきます。
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車購入時に頭金を入れるメリット・デメリット

ローンを組んで車を購入する時、頭金を絶対に入れなければならないというわけではありません。最近ではフルローンという現金負担を一切なくしたローンの組み方もあります。頭金を入れる場合のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

頭金を入れるメリット

・月々の返済額が少なくなる
頭金を入れると借入金額を下げることができます。もちろん、頭金が多いほど借り入れる金額が下がるため、月々の返済額や返済期間も減らすことができます。

・利息総額が減る
借入額を減らすことができるため、利息分についても減らすことができます。利息は借入額と金利から計算されるため、借入額が低いほど、利息も減ります。

・ローン審査に通りやすくなる
金融機関は様々な視点からローンの審査を行います。ある程度まとまった金額を頭金として入れることで、金融機関から頭金を貯めてきた計画性や堅実さなどが評価され、ローン審査に通りやすくなるということがあります。また、借入額についてもローン審査の基準の1つです。そのため、頭金を入れて借入額を低くすることでローン審査に有利になります。

頭金を入れるデメリット

頭金を入れることで返済額を減らすことは可能ですが、これまで貯めてきた現金が手元からなくなってしまいます。さらに、任意保険や税金などはローンに組み込むことができず、現金が必要になります。そのため、初期費用と頭金を現金で払うことになるため、大きなお金が一度になくなってしまうというリスクがあります。

頭金はいくらからOK?新車購入時の頭金の目安や相場とは?

頭金はどれくらい入れるのがベストなのでしょうか。新車購入時の頭金の目安や相場を紹介していきます。

車購入時に頭金なしでもローンは組める

車を購入する際、利用する金融機関によっては頭金を全く入れなくてもローンを組むことは可能です。ただし、頭金を入れないため見積金額の全額を借り入れることになります。そのため、総返済額が大きくなり、負担が大きくなってしまう可能性があります。

頭金を入れるなら相場は車両価格の20~30%程度

頭金を入れる場合は車両価格の20~30%が相場となります。もちろん車両価格やローンの金利などによって金額が変わるため、事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。ただし、利用する金融機関によっては頭金に下限設定があることあります。たとえば、200万円の借り入れの場合は2割以上入れなければならないというような条件を設定している場合があります。そのため、利用を検討している金融機関や信販会社の条件も確認しておくことをおすすめします。

頭金の有無で支払い額や利息はどのくらい変わる?

ローンを利用して車を購入する場合、月々の返済プランなどもしっかりと考えておく必要があります。また、頭金を入れる額によっても返済額や利息額が大きく変わるため、あらかじめ返済計画を立てておくことが大切です。たとえば、同じ100万円の車を買う場合でも頭金を入れる場合とそうでない場合は月々の返済額が大きく異なります。
それでは、具体的に100万円の車と300万円の車を購入するシミュレーションを見ていきましょう。

【100万円の車を金利4%、借入期間5年(ボーナス払いなし)で購入】

頭金 月々の返済額 利息総額 総支払額
(返済額+頭金)
なし 18,416円 104,960円 1,104,960円
10万
(車両価格の1割)
16,574円 94,463円 1,094,463円
20万円
(車両価格の2割)
14,733円 83,966円 1,083,966円
30万円
(車両価格の3割)
12,891円 73,462円 1,073,462円

 

【300万円の車を金利4%、借入期間5年(ボーナス払いなし)で購入】

頭金 月々の返済額 利息総額 総支払額
(返済額+頭金)
なし 55,249円 314,942円 3,314,942円
10万
(車両価格の1割)
53,407円 304,443円 3,304,443円
60万円
(車両価格の2割)
44,199円 251,953円 3,251,953円
90万円
(車両価格の3割)
38,674円 220,457円 3,220,457円

 

100万円の車も300万円の車の場合も頭金が増えるほど、月々の返済額を減らすことができます。特に利息分については頭金なしの場合と車両価格の30%を入れる場合とでは、100万円の車で31,498円、300万円の車では94,485円と大きな差が出てきます。利息というのはローンを組まなければ払う必要がない費用なため、利息を抑えたい場合は頭金を少しでも多くいれたほうが良いでしょう。

車購入時頭金の支払い方法は?クレジットカードでもOK?

頭金を入れることによって利息総額を減らすことができます。それでは、頭金はどうやって支払えば良いのでしょうか。
通常、頭金については販売店が指定する口座へ振り込みを行います。また、店舗によっては現金の持ち込みに対応していたり、クレジットカード払いに対応していたりするところもあります。ただし、現金払いの場合は口座への振込やカード払いと異なり、履歴が残らないため必ず領収書を貰うようにしておきましょう。また、クレジットカードでの支払いについては販売店によって対応していないこともあります。仮にクレジットカードでの支払いに対応していても、メーカー提携のクレジットカードを作らないといけない場合もあるため、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

車購入時の頭金はいつ必要?支払うタイミングについて

ローンを利用して車を購入する際に頭金を入れる場合はどのようなタイミングで支払えば良いのでしょうか。
頭金を支払うタイミングについては納車までに支払うのが一般的です。たとえば、契約時に頭金の一部を支払い、納車までに残りの金額を支払うことが多いです。その他、契約後、具体的な納車日が決まった後に全額支払うという方法もあります。また、販売店によっては納車日に全額支払うという場合もあるため、支払い方法や支払うタイミングについては確認しておきましょう。

同じ頭金でも月々の負担を減らす方法とは?

手持ちの現金をすべて頭金に回すのは避けたいという方も多いのではないでしょうか。一方、借入金額が多くなり、月々の返済額が高くなってしまうのも負担と感じてしまいます。そこで、「残価設定型クレジット」を利用することで、同じ頭金でも月々の負担を減らすことが可能です。

残価設定型クレジットについて

最近では残価設定型クレジットという仕組みがあり、同じ頭金でも月々の返済額を減らすことが可能になっています。残価設定型クレジットとは、購入時にローン契約終了時点での想定下取り額を設定し、見積金額から想定下取り額を差し引いた分だけを支払うという方法です。たとえば、300万円の車の場合、3年後の想定下取り額が120万円だとすると、300万円から120万円を引いた180万円のローンを組むというものです。残価設定型クレジットの場合、借入金額を抑えることで月々の返済額を減らすことが可能なのです。

クレジットを払い終えたらどうする?

残価設定型クレジットを支払い終えた後は残価分についてどうするか決めなければなりません。

・新車に乗り換える
クレジットの支払いが終わったタイミングで車を売却し、残債が残っている場合は支払います。そして、新しい車を契約して乗り換えることができます。もちろん、新しい車についても再び残価設定型クレジットを利用することが可能です。

・そのまま乗り続ける
クレジット支払いが終わってもそのまま車に乗り続けることができます。その場合は残りの金額を支払わなければなりません。ただし、残債を一括で支払うことが難しいことが多く、ほとんどの方がローンを組みなおし、分割で支払います。

・車両を売却する
車を売却して残債があれば支払います。

残価設定型クレジットの場合、クレジットを支払い終わったら、新車に乗り換えるかそのまま乗り続ける、または売却する等の3つの方法から選ぶ必要があります。ただし、メーカーや販売店によって用意されているプランや方法が異なる場合があります。あらかじめ、しっかりとシミュレーションした上で計画を立てることをおすすめします。

車を安く購入したいなら個人売買の「クリマ」がおすすめ

車を安くお得に購入するには個人売買の「クリマ」を使用する方法があります。クリマを利用して購入すると消費税がかかりません。さらに、販売店の中間マージンが発生しないため、人気車種もお得に購入することが可能です。また、車庫証明の取得も自分で行うため、代行費用など手数料がかからず、販売店で購入するよりも総額を大幅に減らすことができます。

まとめ

車を購入する際、マイカーローンを利用する方が多いと思います。マイカーローンを利用することで手持ちの現金がなかったり、少なかったりしても希望の車を購入することが可能です。ただし、あくまでも借り入れになるため利息を支払わなければなりません。そこで、まとまった頭金を入れることで利息総額を減らすことができるだけでなく、月々の返済額も減らすことが可能です。ただし、できるだけ手元に現金を置いておきたいという方も一定数います。そのような場合は「残価設定型クレジット」を利用することで、月々の返済負担を抑えることが可能です。その他、車自体の費用を抑えるために、個人売買の「クリマ」を利用する方法があります。
「クリマ」の場合は販売店の中間マージンがかからず、購入する際の消費税もかからないため、通常よりも安く車を購入することができます。

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