ローンが残っている車でも売却できる?売却時の流れや注意点を解説
車の売却
公開日:2022.09.21
最終更新日:2022.09.27
車の売却を検討しているものの、ローンが残っている状態で売却できるのか疑問に思われている方も多いでしょう。
そこで、今回はローンが残っている車の売却方法や実際の流れ、さらに注意点について解説します。
ローンが残っていても車は売却できる
ローンが残っている状態でも車を売却することは可能です。
ただし、ローンが残っていない場合に比べると、手続きや流れが少し複雑なので、どうやって売却すればよいかわからないという方も多いでしょう。
車には所有権というものがあり、その所有権が誰にあるのかによって、売却方法が変わるためです。
本人か家族が所有する車を売る方法
所有権が本人にあれば、印鑑証明などの必要書類さえ揃えれば売却できます。
また、家族に所有権がある場合は本人確認として印鑑証明が必要になるほか、委任状を用意すれば売却することが可能です。
売却先についても自由に決められるので、近くの中古車買取店に買取してもらったり、ディーラーに下取りしてもらったりする方法があります。
ただし、車を売却したからといってローンの残債がなくなるわけではないので注意しましょう。
ディーラーやローン会社の車を売る方法
契約しているローンの種類によっては、ローンを完済するまで所有権がディーラーまたはローン会社になっていることがあります。
その場合は、本人や家族名義よりも方法が複雑になるので注意が必要です。
車の名義を変更する
ディーラーやローン会社に所有権がある場合、まずは車の名義を自分に変更しなければなりません。
ただ、ローンが残った状態だと名義を変えられないので、ローン残債を精算してから名義変更する必要があります。
残っているローンの返済方法を決める
名義を変えるにはローン残債を精算しなければなりませんが、どのように精算するかを決めなければなりません。たとえば、売却金額がローン残債額よりも高ければ、売却して得たお金をそのままローン残債の返済に充てられます。
そして、残ったお金はそのまま手元に残すことが可能です。とくに難しい手続きは必要なく、中古車買取店が手続きを行ってくれるのが一般的です。
一方、売却金額がローン残債額よりも低い場合は、売却金額に自己資金を足してローンの残債を完済しなければなりません。もしくは、自己資金を出す代わりに新たにローンを組む方法もあります。
また、新しい車を買う場合は次の車のローンに現在所有している車のローン残債分を上乗せしてローンを組むことも可能です。
車を売却する
ローンの残債を精算できたら、自由に車を売却できます。できるだけ複数の買取業者に査定してもらい、一番高い買取査定額を提示してくれたところに売却しましょう。
また、手続きを代行してもらえるか、必要書類はどうするのか、などもあらかじめ相談しておくことをおすすめします。
ローンが残っている車を売るならいつ?
ローンが残っている車を売ることはできますが、どのタイミングで売るのがよいか悩まわれる方も多いでしょう。
残債のある車を売るのにベストな3つのタイミングを紹介します。
残っているローンを支払えるとき
残っているローンを完済できるタイミングで売却を検討しましょう。所有権がディーラーやローン会社の場合は、車を売却するためにローンを完済する必要があります。
ただし、ローン残債が高額な場合は一括で返済するのは現実的ではありません。ローンがどれくらい残っているかを確認した上で完済できるかを考えた上で車の売却を検討しましょう。
まとまったお金を用意したいとき
まとまったお金が必要なタイミングで車を売却することもあるでしょう。車種や年式によっては、高値で買取してもらえることもあり、まとまったお金が必要な場合は車の売却を考えてもよいかもしれません。
ただし、ローン残債額によっては、想像よりもお金が残らないこともあるので、ローン残債を確認してから売却することをおすすめします。
車の使用頻度が少ないとき
車を購入したものの、想像よりも使用頻度が少ないと感じた場合は売却を検討してもよいかもしれません。
昨今はカーリースやカーシェアリングなどもあるので、使用頻度が少ない場合はそういったサービスに切り替えるのもおすすめです。
ローンが残っている車を高く売る3つのポイント
ローンが残っている車をできるだけ高く売りたいと思われる方がほとんどでしょう。ここでは、車を高く売る3つのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
洗車してキレイにしておく
車を査定するのは買取店のスタッフです。汚れたままの車よりもキレイでピカピカの車のほうが第一印象も良いので、査定を高くしてくれる可能性があるでしょう。
さらに、室内についても掃除機をかけたり、内装用クリーナーで拭きあげたりしてキレイにしておきましょう。
型式やグレードなどを把握しておく
自分の車の型式やグレードなどを把握しておくことも高く売るポイントです。
さらに、ETCやカーナビ、ドライブレコーダーなどのオプション品や付属品がある場合も、どこのメーカーのものか、どれくらいのスペックのものか把握しておいたほうが、査定士にアピールしやすいでしょう。
実際、メーカーオプション品などは査定アップにつながることが多いので、何がついているかあらかじめ確認しておきましょう。
高く売れる時期に売却する
できるだけ高く売るにはタイミングが非常に重要です。車が高く売れるのは1~3月、そして決算時期の9月といわれており、そのタイミングで査定してもらえば通常よりも高値で売れるケースが多いでしょう。
とくに1~3月には春の新生活に向けて、中古車販売店は在庫を多くしたいので、高値でも買取してもらえることがほとんどです。
ローン中に車を乗り換える場合の注意点
ローン中に車を乗り換える場合はいくつか注意しなければならないポイントがあります。
残ったローンは上乗せして返済する
ローン中に車を乗り換える場合は残ったローンを新しい車のローンに上乗せして返済することが可能です。
ただし、返済総額が多くなるので、毎月の負担額が増えてしまう可能性があります。そのため、頭金を入れるなどして、負担額を調整することをおすすめします。
所有者が本人以外なら注意が必要
車検証に記載されている所有者がディーラーやローン会社など、本人以外の場合は注意が必要です。車を売却するには所有者の承諾が必要であり、承諾がなければ売却手続きができません。
もちろん、所有者が本人ならとくに問題はありませんが、本人以外の場合は所有者に承諾を取らなければなりません。
ただし、ディーラーやローン会社が所有者になっている場合はローン残債を精算してからでないと、売却できないので注意が必要です。
ローンが残っている車を売るならクリマ
ローンが残っている車をできるだけ高く売却したいならクリマがおすすめです。車に特化した個人売買のプラットフォームなので、全国のユーザーに対して自分の車をアピールできます。
さらに、個人売買なので消費税や中間マージンが発生しないので、買取店よりも高く売却できることも多いでしょう。
ローンが残っている車を売る時は、一度クリマを検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ローンが残っている車でも売却できるか疑問に思われる方も多いでしょう。そこで、今回はローンに残っている車の売却方法や流れ、さらに注意点について紹介しました。
ローンが残っていても、所有者が本人もしくは家族であれば、簡単に売却できます。しかし、ディーラーやローン会社が所有者の場合はローン残債を精算する必要があるので、注意が必要です。
また、ローンが残っている車を少しでも高く売却するなら個人売買プラットフォームであるクリマがおすすめです。クリマなら消費税や中間マージンが発生しない分、お得に売却できます。