アクアの中古車が安いのはなぜ?維持費と購入する時の注意点
車の購入
公開日:2022.05.20
最終更新日:2022.10.24
ガソリン代の高騰や税率の改正などにより、マイカーの購入を躊躇している方も多いでしょう。
ただ、ハイブリッドカーや電気自動車などのエコカーであれば購入費用はもちろん、維持費を抑えることが可能です。
今回はハイブリッドカーの代名詞ともいえるトヨタアクアについて解説します。維持費や購入する時の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
アクアの中古車が安い理由
トヨタが誇る大人気エコカーであるアクアは2011年にデビューして以来、幅広い層から高い支持を得ています。さらに、2013年~2015年の新車登録台数が1位であり非常に人気が高いことがわかります。
そのため、中古車市場でも流通台数が多いのが特徴です。アクアの中古車相場は比較的安くなっていますが、その最大の理由は流通台数にあります。
発売当初から人気が高く、流通台数が多いことから、手ごろな金額で手に入れることが可能です。
アクアの5つの特徴とは?
2011年のデビュー当初から絶大な人気を誇っているアクアですが、どのような特徴があるのでしょうか。
①収納スペースが充実している
アクアは5ナンバーサイズのコンパクトカーながらも充実した収納スペースを備えているのが特徴です。
ラゲージスペースの奥行は70cm以上、開口幅が94.6cmとなっており、長尺物の荷物でも出し入れやすい設計になっています。
さらに、インパネ周りには小物を収納できるスペースが確保されています。
②カラーバリエーションが多い
アクアは9色展開されており、一般的な車よりもカラーバリエーションが多いのが特徴です。年式やモデルによって若干に違いはありますが、自由にボディーカラーを選べます。
③燃費がいい
燃費の良さはアクアの最大の魅力といっても過言ではないでしょう。
年式やグレードにもよりますが、WLTCモードで35.8km/Lを達成しており、クラストップクラスの低燃費を実現しています。
④安全機能が付いている
アクアにはトヨタが独自開発したToyota Safety Senseが採用されています。プリクラッシュセーフティやレーントレーシングアシスト、ロードサインアシストなど、運転者のサポートをしてくれる機能が標準装備されています。
さらに、衝突回避・被害軽減ブレーキシステムなどを採用したモデルもあり、高い安全性能が備わっているといえるでしょう。
⑤維持費が他の車より安い
維持費が他の車よりも安いのもアクアの魅力といえるでしょう。
比較的年式が新しいモデルであれば、エコカー減税の対象となるので車検時の重量税が減免されます。また、1,500ccクラスなので自動車税も安く、維持しやすいコンパクトカーです。
アクアの維持費はどのくらい?
流通台数が多いことから比較的リーズナブルな金額で手に入れられるアクアですが、維持費がどれくらいかかるのか心配という方もいらっしゃるでしょう。
自動車税
アクアのエンジンの排気量は1,496ccなので、1,500cc以下のクラスに該当します。したがって、毎年支払わなければならない自動車税は30,500円です。
車検代
日本では自動車を所有するために定期的に車検を受けなければなりません。車検には車両を点検する費用のほか、重量税や自賠責保険料などの法定費用がかかります。
さらに、部品交換が必要な場合は部品代や工賃もかかることを覚えておきましょう。アクアの場合、法定費用は約4万円です。
また、点検費用については車検を依頼する業者によって異なります。ディーラーの場合は少し点検費用が割高であり、車検専門店などは1万円以下とリーズナブルな金額設定になっています。
アクアの場合、特に交換部品がない場合は8万円以下で収まるケースも少なくないでしょう。
駐車場代
中古、新車問わず、普通車を購入する際は車庫証明書が必要となります。つまり、駐車場がなければ車を購入できないのです。
アクアの場合、コンパクトカーサイズなので、一般的な駐車場で問題ないでしょう。
郊外であれば5,000円以下の駐車場を見つけられるかもしれませんが、都市部であれば30,000円ほどする場合も珍しくありません。
ガソリン代
アクアは高効率モーターとエンジンが搭載されているので、燃費の良さが特徴です。最新のアクアの場合、WLTCモードで35.8km/Lを達成しています。
また、古いモデルであっても29.8km/Lを実現しているのでガソリン代を節約できるでしょう。アクアのガソリンタンク容量は36Lなので、1回満タンにすると約1,000km走行できる計算です。
1か月で1,000km走行する場合は1回満タンで済むので、36L×160円で5,760円ほどになるでしょう。
つまり、1か月で6,000円弱のガソリン代しかかからないので、非常に経済的なのです。
自動車保険料
日本では自賠責保険と任意保険の2種類あります。自賠責保険は強制保険ともいわれており、保険加入していなければ車検を受けることができません。
自賠責保険についてはどこで加入しても同じ保険料です。車検ごとに21,550円の保険料が発生します。一方、任意保険についてはあくまでも任意なので保険に加入するかどうかは個人の判断に委ねられます。
しかし、現在は車を所有するほとんどの方が任意保険に加入しています。保険会社や補償内容によって保険料が異なりますが、年間で2万円~7万円が目安となります。
もちろん、車両保険を付けたりさまざまなオプションや特約をつけたりすると、その分保険料が上がってしまいます。
保険料を抑えたい場合は補償内容とのバランスを検討したほうがよいでしょう。
その他(消耗品など)
車を維持する上でかかせないのがメンテナンスです。オイルやバッテリーなどの消耗品を定期的に交換する必要があります。
アクアの場合、バッテリーサイズがそこまで大きくないので1万円~3万円程度で済むでしょう。
ただ、ハイブリッドバッテリーを交換する場合は20万円ほどかかる場合もあるので、メンテナンスコストには注意が必要です。また、オイル交換については6,000円以内に収まることが一般的です。
そのほか、ワイパーゴムやタイヤなども交換しなければならないことを覚えておきましょう。
アクアの中古車を選ぶ時の注意点
お手頃な価格で購入できるアクアですが、どのような中古車でもよいというわけではありません。中古車を選ぶ時の注意点を紹介するのでぜひ参考にしてください。
修復歴がないこと
できれば修復歴がない車を選びましょう。修復歴がある車は走行性能に何らかの欠陥をかかえている可能性があります。
さらに、次に車を乗り換える際に査定額が下がってしまうので、あまりおすすめではありません。
また、保険会社によっては保険料が高くなってしまうこともあるので、可能であれば修復歴がない車を選んだほうが良いでしょう。
水没車でないこと
大雨や洪水などの影響を受けた水没車は避けたほうが良いでしょう。水没車はエンジンやトランスミッションなどの精密機械のほか、電装部品にまで被害を受けている可能性があります。
さらに、シートやシートベルトに独特なニオイが付着している場合もあり、水没車はやめておきましょう。
年式と走行距離を確認すること
中古のアクアを購入する場合は年式と走行距離を必ず確認しましょう。たまに走行距離が少ないという理由で車を選ぶ方がいらっしゃいますが、あまりおすすめではありません。
たとえば、年式が5年落ちにもかかわらず走行距離が1万キロの場合、年間で2,000kmしか走っていないことになります。
車は走らなさすぎると逆に劣化が進んでしまいます。特にオイルやガソリンなどの油脂類は経年劣化してしまうので、適度に走行している車のほうが状態が良い場合が多いです。
バッテリーの状態が良いこと
ハイブリッドシステムの状態が良好なものを選びましょう。ハイブリッドカーの場合、ハイブリッドモーターやバッテリーが走行距離や年数に応じて劣化していってしまいます。
劣化が進むとバッテリーを交換しなければならず、20万円ほどの交換費用がかかってしまう可能性があるのです。そのため、バッテリーの状態がよい個体を選ぶようにしましょう。
アクアを安く買うなら中古車も検討しよう
アクアを安く購入するなら中古車を検討するのがおすすめです。
幅広く層から人気があるアクアは流通台数が多いので中古車市場でも手ごろな価格設定になっています。そのため、お得にアクアを購入したい方は中古車を検討したほうがよいでしょう。
中古車を買うならクリマがおすすめ
中古車を購入するならクリマがおすすめです。クリマは車の個人売買プラットフォームであり、全国のユーザーから車を購入することが可能です。
さらに、個人売買なので消費税がかからず、中古車販売店よりもお得に購入できるのがメリットといえるでしょう。
また、初めての方でも安心して利用できるようにサポート体制が整っています。少しでも安くアクアの購入を検討しているなら、クリマの利用をおすすめします。
まとめ
ハイブリッドカーの代名詞ともいえるアクアは発売当初から高い支持を得ており、流通台数が非常に多いのが特徴です。
中古車市場でも比較的安く出回っているので、お得に購入できるでしょう。また、個人売買のクリマを利用すれば消費税が発生しないので、さらにお得にアクアを購入することが可能です。
中古車を検討されている方はぜひクリマを利用してみてはいかがでしょうか。